リングヂャケットが手がける大阪梅田のオーダースーツ専門店、テーラーリングは阪急三番街にございます。

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Katoh Column 3

2021.03.09/my order

 
 
日によって気温差はあるものの、3月という言葉の響きもあってすっかり春気分です。
 
そしてこの時期になるとアウターはウールからコットンへ移行し、コーディネートも鮮やかな色合いのものへとスイッチしていくのが恒例となっている気がします。
 
当然スーツやジャケットも紡毛系はお休みの時期となり、梳毛のアイテムが完全に主役の座を占めるようになります。
 
 
とはいえワードローブを覗いてみるとウールの梳毛は夏物がメインで、この時期に合いそうなものと言えば前回ご紹介した通年素材のスーツくらい。
 
ではウール以外では?
となると選択肢は広がってきます。
 

 
代表格としては薄手のコットンギャバジン。
麻とともに「夏物」という認知が広がっているようですが、夏場湿度の高い大阪の気候と素材の特性を加味すると、私は「春秋」こそコットンのベストシーズンととらえています。
 

 
スーツとなると皺が入りやすいなどケアの面で敬遠されがちです。
メリット・デメリットで比較した時にはデメリットが勝ってしまうかもしれません。
 
それでも、それぞれの季節で楽しめる生地を思う存分堪能する喜びもあると思うのです。
 

 

 
アジ、風合い。よく目にする言葉だと思います。
私は素材・生地の特徴を全てひっくるめて季節の移ろいを肌で感じることも、装いを楽しむことだと考えています。
 
コットンのアタリを見て「春が近づいてきたな」と思えれば、今より少しだけでも豊かな気持ちになれるのではないでしょうか。
 

 
 
Tailor Ring 梅田店 加藤